MENU
異種金属材やコーティング鋼板材(塗装、亜鉛メッキなど)の結合に最適なのがこのメカニカルな接合方法による技術です。自動車のパネル組立の工程から生まれたこの新しい技術は、いまや多くの家電製品、電気・電子部品、住宅部材など、さまざまな分野で使用されています。
かしめ大王®
2枚の板をクランプした状態で、パンチをダイに押込むと円筒状のくぼみが成形され、さらにパンチを押込むと、パンチ側の板はダイ側の板に食い込み抜けなくなり、2枚の板がこの一連の単純動作により強固に結合されます。
特長
- 損傷を最小限に
- スポット溶接等の従来の方法に比べ、表面処理の被膜への損傷を小さく抑えることができます。
- 再処理の必要なし
- メッキなどの表面処理をした鋼板を結合しても、処理層の厚さが若干薄くなるものの破れることがないため、再処理の必要がありません。
- 異種金属やスポット溶接が困難な鋼板にも
- アルミニウム板と鋼板といった異種金属の結合は、スポット溶接が困難です。熱を加えない本技術であれば、より幅広い種類の結合が可能です。
- コストダウンに貢献
- カラー鋼板では、結合後の塗装工程を省略することができ、総合的な原価低減が図れます。
- 幅広い材料に適用可能
- 「弾性」域を超え、変形すると元に戻らない「塑性」特性を持つ材料であれば適用ができます。
- 品質管理も容易
- 結合の良否判定は、結合によって成形されたボタン形状の直径や、底部の厚さを測定することで得られます。結合形状のゆがみや、打痕、傷を目視で観察できるため、品質管理も簡単です。
かしめ女王®
2枚の板をクランプした状態で、パンチをダイに押込むと部分的に2枚の板が切断され、さらにパンチを押込むと、切断された部分が拡がりこれが抜け止めになり、2枚の板がこの一連の単純動作により強固に結合されます。
特長(かしめ大王結合が困難な場合でも対応が可能です)
- 高硬度の材料を結合
- 硬度が高い(延展性が低い)ステンレススチールや、ハイテン材(高張力鋼材)等の結合にも対応が可能です。
- 中間層を挟む材料や、厚さや性質が異なる材料の結合にも
- 中間層のある材料でも強固に結合することができます。また、板厚や延展性が異なる材質同士の結合も可能です。
- 品質管理も容易
- 結合の良否判定は、結合によって成形された長方形の幅や、底部の厚さを測定することで得られます。結合形状のゆがみや、打痕、傷を目視で観察できるため、品質管理も簡単です。
量産から小ロットまで
幅広く対応Widely Compatible
自動生産ラインに長い経験を有する当社の技術と、シートメタル結合システムを一体化することにより、結合単体機、量産ラインのみならず、多品種少量生産ラインにも対応する自動組立てラインを提供しています。