三洋機工株式会社

自動溶接ラインシステム

自動溶接ラインシステム

三洋機工は、1945年創立以来、自動車生産の歴史と共に歩み続け、技術と経験とノウハウを蓄積して参りました。

1972年、日本で初めて車体設備の多種少量ラインの原型ともいえるゲートラインシステムを納入し、現在の自動化設備の基礎を築きました。

近年ではその実力を評価され、アメリカの自動車メーカーの新車開発のサイマルテーニャスエンジニアリングのエンジニアリングパートナーに選ばれて、車体設備メーカーの立場でプロジェクトに参加し、大型溶接システムを納入するなど、世界を舞台にして様々な車体設備の実績を残してきました。

三洋機工は、スポットからレーザにいたるまであらゆる自動溶接設備から、搬送装置・ヘミング設備・オンライン測定装置・オフライン三次元測定装置・コンピューターによる生産管理システム・制御システムに至るまでのハードウェアとソフトウェアを社内技術で提供し、ユーザーのニーズにお応えすることが出来ます。

三洋機工は、自動車のボデーの多種少量生産システムの先駆けとなったゲートラインシステムの日本導入以来、ボデーの品質を高め、低コストでフレキシブルな生産システムはどうあるべきかを考え続けてきました。私たちは、これからのボデー組立溶接ラインを提案するために、ドアー、フード、フェンダー、ルーフ、サイドメンバー、アンダーボデー等のサブアッシーラインからメインボデーラインに至るまでの溶接設備、ヘミング設備全体をマクロ的な視野で見つめています。

シミュレーション適用例

主な製品実績

三洋機工は、溶接治具・ボデーゲージからスタートし、ステーショナリーな溶接設備・現在のフレキシブルな溶接ラインの原型となったゲートラインシステム・大量生産型のマシンバックシステムそして、多品種少量生産型のALC ( Automatic Locator Change) システムなど、常に時代に先駆けた設備を自動車産業界に提供してきました。

その納入実績は日本だけに留まらず、ヨーロッパ・アメリカへと大きく広がっていきました。
特にアメリカ合衆国・カナダには1982年から生産拠点となる工場を設立し、三洋機工の豊かな経験と技術と製品を北米の自動車メーカーにも直接、タイムリーに提供できる体制をとっており、大型プロジェクトのサイマルテーニャスエンジニアリングのパートナーに選ばれ、コンセプトスタディーから設計・製造まで担当するなど、確実に実績を積み重ねております。

→ 主な納入実績 をご参照下さい。

主な製品実績

ガンバランサー

従来の手打ち作業によるスポット溶接では、専用ガンポールまたは天井フレームにアイビームとトロリーでX・Yの二軸スライドを構成し、それにスプリングバランサーを取り付けて溶接ガンを吊り下げる方式が採用されてきました。しかし、この方式ではガンを溶接部まで力を入れて引っ張る動作が必要なことから、作業者はどうしても腰を曲げて前かがみになる姿勢が不可欠となり、作業効率も良くありません。また、溶接する部品によって打点位置が異なるので、溶接するワークの種類を変更するたびにガンの吊り支持構造を微妙に調整する必要もありました。

スポット溶接ガン支持装置「ガン・バランサー」は、溶接ガンを上から吊り下げることを廃し、溶接ワークをクランプする治具架台そのものにガンを支持する機構を取りつけたところに最大の特徴があります。溶接ガンの三次元的で自由な動きを実現するために、旋回およびスライド軸を持ち、またガンの取り付け部にも工夫をこらしています。

同装置を使用することによって、作業者は腰を伸ばした楽な姿勢で溶接作業ができ、小さい力で効率的に打点を変えることも可能となります。また、ガンの支持部を溶接物の下になるように工夫しているので、溶接機の周辺に広い作業スペースを確保することも可能です。

スポット溶接ガン支持装置『ガン・バランサー』は、作業の高効率化と職場環境改善に威力を発揮するものとして、自動車業界を中心に高い評価を受けています。

新製品:「ガンバランサー」
 
CUSTOM PRODUCTS
STANDARD PRODUCTS
Copyright (C) 2009 Sanyo Machine Works, Ltd. All Rights Reserved.